
この村には、全国でも珍しい出作りの風習が、明治末頃から今も行われています。
出作りというのは、春祭り(4月27日頃)から、部落の里を離れて、山中にある開墾
畑へ一家で引っ越して農業を営むことです。
こうして山のあちらこちらの谷合いや、山頂の畑で夏を過ごし秋祭り(10月7日頃)
になるとまた里へ帰って来る、この人達は里と山にそれぞれの家を持っています。
出作りの起源は耕地が里の近くにないので山のふところを開墾し、たばこを作ってい
ましたが、毎日通うのが大変だったのと、明治40年頃からたばこに変わって養蚕業
を取り入れ、蚕小屋を建てたのが始まりといわれています。車の普及した現在では、
数件が残るのみとなっておりこの伝統もとだえつつあります。
(尚、この資料は、清内路村役場さんの資料を掲載させていただきました。)